袖は、舞台の両サイドにあります。

コーナーで使うものが袖で準備されていたり、芸人さんがネタ前に「あそこの展開はこうしよか」など、お客さんからは見えない袖の中では様々なことが繰り広げられています。

また他の演者のネタを袖から見る芸人さんも結構います。

たまに袖から大きな笑いが起こることがあるのは、袖から見ている同業者の笑い声ということですね。

トガった芸人さんが「観客よりも袖の芸人を笑わせたい」と考えることがあるものの、これは本来の目的を見失っていると言わざるをえません。

お笑いのパフォーマンスは、お客様に向けてするものというのが本質。

お客さんも袖の芸人さんも、双方がお腹を抱えるネタというのが理想的です。